資料  クラニオセイクラルバランシング

クラニオセイクラル・バランシング



クラニアル(Cranium)とは頭蓋,セイクラル(Sacrum)とは仙骨のことです。頭蓋内から脊髄を通って仙骨に至るまで膜に包まれたおたまじゃくしのようなかたちをした一つの袋状のシステムがあります。これはクラニオセイクラルシステム(頭蓋仙骨系)と呼ばれています。このクラニオセイクラルシステムは母胎の内で生命が誕生していく過程の初期の頃から形成しはじめます。身体のもっとも中心に位置し生命維持装置とも言われるこのシステムでは脳と脊髄(中枢神経)が外部からの衝撃や病原菌から守られるように三層の膜に包まれており、そこには常に新しい脳脊髄液が生成されシステム内を循環し滋養を与え、そして老廃物を運び去るようにシステム外へ吸収されていきます。この脳脊髄液の流れにより頭蓋・仙骨系だけでなくからだ全体が海のうねりようなゆったりとしリズムで動いています。この繊細でゆったりとしたリズムに意識的にチューニングすることで、クライアントとプラクティショナー(施術者)は深い瞑想的なリラクゼーションのなかへと入っていきます。

スティルポイント

スティルポイントはこのセラピーの中心的手技です。パルスをいったん静止させることによって、脳脊髄システム全体がリフレッシュされ、自律神経をはしめ体と精神の中心的機能が大きく活性化されます。その手技はとても繊細でやさしいため、受けている人は何をされているのか気がつかないほどですが、その効果は非常に大きなものです。
これは精神ともに非常にリラックスした状態をつくりだします。この状態においては身体は自己治癒力を高め、自己の意識を通して深い瞑想が起こります。


アンワイディング

クラニオセイクラルリズムを感じながら、身体の自然な動きをサポートするテクニックがあります。これはアンワインディングと呼ばれ、ほつれた糸をほどいていくという意味です。そのようにして身体の動きについていくと、ところどころ体がカチッと音をたてるように、その動きが止まるところがあります。それはとても意味深いストップで、そのとき身体または思考に何かが起こっているという知らせでもあります。



人間の身体は外側から強い力を感じると、たとえその目的が身体を癒すことでも、自然にその力に抵抗します。クラニオセイクラムバランシングは、とても静かでやさしいタッチでセッションが始まり、あなたの身体とチューニングするところから出発します。そして身体の受容性を尊重し、その時のあなたの状態によってセッションの内容もさまざまに異なるため、毎瞬毎瞬が新しい発見の連続となるでしょう。
クラニオセイクラムバランシングは、ただ身体とその病歴に焦点をあてるだけではなく、存在全体(ボディ、マインド、ソウル)をも含んでいます。クラニオセイクラルバランシングの手法はリラクゼーションとセルフヒーリングが起こることを許し、スペースとサポートを与えることにより、肉体的な痛みと同時に、感情的・心理的な痛みにまで働きかけます。

(ホームページより)

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