資料 OSHO CRANIOSACRAL BALANCING




クラニオセイクラルバランシングは微妙で、優しく、かつ効果のあるボディワークのアプローチです。それは呼吸と心臓のリズムのようにトレーニングによって体中で感じることが出来るようになる、自然でゆっくりした波のような動きをするクラニオセイクラムリズムを取り扱います。

再発を繰り返す頭痛、背中の痛み、顎の問題、抑うつ、自閉症など多くの問題は最近発見されたこの生理システムの問題に関係しています。


クラニオセイクラムリズム

クラニオセイクラムリズムは脳と神経系統を浸し滋養を与える脳脊髄液のリズミカルな呼吸と生成によって引き起こされます。この脳脊髄液は頭蓋骨の内側に付着し、脊椎の中を下り、再び仙骨に付着している硬膜によって包まれています。それゆえにこのリズミカルな膨張、収縮の繰り返しによって頭蓋骨も微かに動いています。神経と血管は図が得こつの隙間を通って頭を出入りしています。頭蓋仙骨系の動きがスムーズであればそれらがより効果的に機能するようになります。

体のメッセージ

クラニオセイクラルのプラクティショナーはクラニオセイクラルリズムの波のような動きと体からのメッセージを聴き取るために繊細でなければなりません。プラクティショナーは骨、膜、組織の緊張を正確に和らげ、動きの自由を取り戻して自己治癒力を促進させます。

調和とバランス

体の中でブロックされていた古い傷やエモショナルトラウマはクラニオセイクラルバランシングの微妙なテクニックを通して解放することができ、慢性的な問題の隠されている原因も溶解します。深いリラクゼーション、統合、理解そして瞑想が促されます。

サイレンスと瞑想

クラニオセイクラルバランシングはクラニオセイクラルセラピーの創始者であるジョン・アプレジャー博士の先駆的科学的発見と光明を得た神秘家OSHOによって開発された瞑想的な気づき、成長と変容の次元との出会いによって発展してきました。
CRANIOSACRAL BALANCING
クラニオセイクラルバランシングは大変微妙でかつ効果的なボディワークのアプローチで、科学的テクニックとプラクティショナーの感受性と直感とを効果的に組み合わせたものです。それは頭蓋仙骨系の動きの解放をはかるもので、その効果は体全体に及び、自己治癒能力が促進されます。
頭蓋骨は脳と中枢神経系を含む切れ目のない膜状の組織によって脊髄および仙骨と繋がっています。脳脊髄液はこれらの膜を通して頭蓋から仙骨まで供給されます。これをクラニオセイクラムシステム(頭蓋仙骨系)呼ばれます。
脳脊髄液のリズミカルな動きはゆっくりとした繊細なパルスを作ります。このパルスは体中で感じることが出来、セッションの中では科学的な診断材料として、またセラピーのテクニックとして使われます。頭蓋骨、膜、結合組織を非常に優しく動かし自由にすることで緊張とアンバランスを解放します。
深いリラクゼーションが起き、痛みのパターンが解消され、古い傷は癒され、抑圧は解放され減少します。感情も変化し、気分が軽くなり、自己治癒力が高まります。セッションはあなたがあなたの内側とコネクトするのをサポートします。そのような状態においてこそ、体は自ずから癒され気づきが深まり観照と瞑想が起きるのです。ボディワークセラピーと瞑想が統合され、体と精神と魂(body-mind-spirit)が有機的統合体として取り扱われます。
What Cranioseicral Balancing is good for
頭痛 偏頭痛 背中の痛み 側わん症 脳震盪 学習障害 バーストラウマ エモーショナルトラウマ 抑うつ 目の問題 顎の機能障害 ストレス そのほか中枢神経に関する機能障害
クラニオセイクラルシステムの発見
クラニオセイクラルシステムは人間と同様に動物にも存在する生理学的なシステムです。その形成は子宮の中から始まり、その機能は死ぬまで続きます。それは頭蓋骨、顔、口を形成するクラニアム(頭蓋)から脊髄を通って背骨の下のセイクラム(仙骨)に至るものであるためにクラニオセイクラルと呼ばれています。
クラニオセイクラルシステムは液体が膜によって閉じこめられた、繋がった水力学のシステムです。このシステムは脳と脊髄を覆っている頑丈で防水性のある硬膜と呼ばれる膜に包まれています。
このシステムの重要な機能は脳脊髄液の生成、循環、吸収です。この脳脊髄液はクラニオセイクラルシステムの中で生成され脳と神経組織が発達、生存、昨日するための生理学的環境の提供と滋養のために供給されます。
クラニオセイクラルシステムの中にトラウマ(外傷)があると、システム全体に悪影響を及ぼし、その結果、感覚、運動、および知的障害が起こります。クラニオセイクラルシステムのリズムは呼吸や心臓のリズムのように明白に感じることができます。他のリズムとの違いは機能や機能障害の評価と同じように治療にも使えることです。
ドクター・サザーランドのクラニオ・オステオパシー
1900年代初頭、ウイリアム・サザーランドという名のオステオパシーの医者は頭蓋骨は癒合しておらずそれぞれの骨は関係しながら動くためにデザインされているアイデアに固執しました。
彼は彼自身の頭の異なった部分に様々な圧力を自由にかけることができるヘルメットのような装置を使って実験をしました。彼の妻は彼の性格が意味深長で怒りやすい性格に変わったりしたと述べています。彼はまた圧力をかける場所を変えることによって頭痛や体の協同作業のアンバランスを経験しました。
ドクター・サザーランドはクラニオオステオパシーとして知られるようになった頭の骨々の検査と治療の体系化に取り組み発展させました。当時それがどのように作用するかはあまり知られておらず、クライアントにもたらされた効果は奇跡といえるものだったのでサザーランドのモデルはエソテリックな評判を獲得しました。1930年初頭、彼は慎重にもボーンヘッド・ビルというペンネームで彼のワークについての最初の記事を出版しました。
ドクター・アプレジャーの発見
1970年頃、ドクター ジョン・アプレジャーは神経外科医の助手として手術を手伝い、クラニオセイクラルシステムに対する最初の一瞥を得ました。手術は患者の頸椎部の硬膜の内側に付いているカルシウム斑を取り除くことでした。彼の仕事は神経外科医が斑を取り除く間、硬膜をピンセットで挟んで動かないように押さえておくことでした。しかし、それはじっとはしていませんでした。
その動きは1分間に10サイクルぐらいの定期的なものでした。このリズムは患者の呼吸との、心臓の鼓動とも違っていました。どの医学書もまた同僚も彼が見たことの説明ができないうちに2年が過ぎました。それからドクター・アプレジャーは診断と治療のためのドクター・サザーランドのテクニックを教えるセミナーに通いはじめました。彼の科学的背景と触覚の敏感さはどのように水力学のシステムが脊柱の中の管と頭蓋骨の内側に袋状に閉じこめられている膜の内側で働いているのかということの理解を助けました。
オステオパシー医としてのドクター・アプレジャーの評判は彼の成功とともに増していきました。1975年に彼は生体力学の教授という肩書きで臨床の調査研究スタッフとして、ミシガン州立大学の教団から誘いを受けました。この調査研究部での挑戦は科学的にこの第3の生理学的リズムが体に存在すること確認することが含まれていました。ドクター・アプレジャーの監督の下、複数の研究チームが頭蓋骨の縫合は固いものでも骨化した構造でもなく、血管と神経組織と伸展度を受け入れる感覚器官とコラーゲン繊維とで生き生きしているという結論に達しました。
彼らはまた別の研究で頭蓋骨の動きの頻度と振幅の正確な測定を行いました。また科学的で臨床的な視点からクラニオセイクラルシステムの機能を説明し、それが脳、脊髄、そのほかそれまでにほんのわずかしか解明されいない様々な機能不全に対して診断と治療をどのように役立てられるかを証明しました。
(クラニオセイクラルバランシングより)




クラニアル(Cranium)とは頭蓋,セイクラル(Sacrum)とは仙骨のことです。頭蓋内から脊髄を通って仙骨に至るまで膜に包まれたおたまじゃくしのようなかたちをした一つの袋状のシステムがあります。これはクラニオセイクラルシステム(頭蓋仙骨系)と呼ばれています。このクラニオセイクラルシステムは母胎の内で生命が誕生していく過程の初期の頃から形成しはじめます。身体のもっとも中心に位置し生命維持装置とも言われるこのシステムでは脳と脊髄(中枢神経)が外部からの衝撃や病原菌から守られるように三層の膜に包まれており、そこには常に新しい脳脊髄液が生成されシステム内を循環し滋養を与え、そして老廃物を運び去るようにシステム外へ吸収されていきます。この脳脊髄液の流れにより頭蓋・仙骨系だけでなくからだ全体が海のうねりようなゆったりとしリズムで動いています。この繊細でゆったりとしたリズムに意識的にチューニングすることで、クライアントとプラクティショナー(施術者)は深い瞑想的なリラクゼーションのなかへと入っていきます。

スティルポイント

スティルポイントはこのセラピーの中心的手技です。パルスをいったん静止させることによって、脳脊髄システム全体がリフレッシュされ、自律神経をはしめ体と精神の中心的機能が大きく活性化されます。その手技はとても繊細でやさしいため、受けている人は何をされているのか気がつかないほどですが、その効果は非常に大きなものです。
これは精神ともに非常にリラックスした状態をつくりだします。この状態においては身体は自己治癒力を高め、自己の意識を通して深い瞑想が起こります。


アンワイディング

クラニオセイクラルリズムを感じながら、身体の自然な動きをサポートするテクニックがあります。これはアンワインディングと呼ばれ、ほつれた糸をほどいていくという意味です。そのようにして身体の動きについていくと、ところどころ体がカチッと音をたてるように、その動きが止まるところがあります。それはとても意味深いストップで、そのとき身体または思考に何かが起こっているという知らせでもあります。



人間の身体は外側から強い力を感じると、たとえその目的が身体を癒すことでも、自然にその力に抵抗します。クラニオセイクラムバランシングは、とても静かでやさしいタッチでセッションが始まり、あなたの身体とチューニングするところから出発します。そして身体の受容性を尊重し、その時のあなたの状態によってセッションの内容もさまざまに異なるため、毎瞬毎瞬が新しい発見の連続となるでしょう。
クラニオセイクラムバランシングは、ただ身体とその病歴に焦点をあてるだけではなく、存在全体(ボディ、マインド、ソウル)をも含んでいます。クラニオセイクラルバランシングの手法はリラクゼーションとセルフヒーリングが起こることを許し、スペースとサポートを与えることにより、肉体的な痛みと同時に、感情的・心理的な痛みにまで働きかけます。

(ホームページより)

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